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混迷の人たち   [ことば]



自分では想像力はそこそこ豊かだと思っている。
少なくとも、ある程度の配慮が出来る人間だと思っていた。
世の中の出来事に、理解が及ぶための想像力を持ち合わせていたつもり。

ところが、である。
世に送り出した教え子の年賀状を読んで、愕然としたのである。
教員や医療関係者が大変だとは知っていたが、ありゃりゃ。




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曰く、「毎日の、教室・トイレの消毒作業に体力を削られています」、と。
こういう作業までは想像していなかったことを恥じる。
ネット配信の授業づくりにしか頭が回っていなかった。

たしかに、飲食店の従業員が、客の帰るたびにアルコール消毒をしている。
同じように、教室の管理責任者である担任は、消毒業務があるのだった。
40人分の机と椅子、ドアや棚、アルコールを噴霧して、乾いた雑巾で拭くのか。




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曰く、「コロナ対応に追われ病院内は大いに荒れています」、と。
ボーナスをカットされ、休みもなく働き、体調を崩してしまったと言う。
資本である体を壊して挫折には、無理するなと返事を書くことしかできなかった。

あるいは保健所勤務の彼女たちは、行動を制限され、酷使されているようだ。
管理栄養士として職に就いたけれど、駆り出され、恐怖の電話対応。
過酷な最前線の従事者に休み時間を与えられないなら、飯代を奮発してやって欲しい。

災害があれば、有事の際は、何かというと自衛隊を呼び、酷使する。
で、ありがとうだけなんておかしくて、地位向上、給金アップが大事。
どっかの旅行会社のエライさんが、現場で指揮取って日給5万円はないやろ。




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早く非常事態宣言を出せと大合唱、バッカみたい。
春に効果があったのは、志村けんさんが亡くなったショック。
岡江久美子さんが亡くなった時、真剣に緊張感を持った。

しかし、非常事態宣言が出されても、どうなることやら、だったのではないか。
ほとんどの人は、志村けんさんのショックで、あらゆる自粛をしたのではないか。
マスコミと野党が煽るほど、この宣言の効果はあるのかしら、いや、ない。

もう、ナメられてしまっているのだと思う。
ギリギリの生活をしている人たちが、言うことを訊かなくなると思う。
色々な何か順番が違うと思うけれど、感染者は確実に、急激に増加している。


義母様が年末から同居している。
だから、感染させるわけにもいかないし、ご要望のクリームパンも買いに走る。
一番大変なのは妻、私はアッシー君だし、私はパシリしかできない。

できることをやる、という2021年が始まっている。
自衛隊を引きずり出す災害が、これ以上続かないで欲しいな。
彼らにはたとえば、尖閣諸島海域をしっかり守ってもらいたいの。



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