鋸山へ富士山を見に行く [旅]
富士山を眺望するのが好き、という我は海の子、日本男児。
元旦に江戸川べりにて、富士山を見てなぜか心底、安心する。
飛行機のない時代、船で帰国した人たちは、富士山を見て安堵したらしい。
富士山を見上げて手を合わせる人の気持ち、少し理解できる。
大阪へ行く新幹線では右側に席を取り、金沢へ行く時は左側に席を取る。
いつもどこかで、見られるものならその姿を見ておきたい。
snow さんのブログで、雄大な富士の姿がアップされていた。
富士山が最も貴婦人と化すのは、あのなだらかな稜線を見せた時だと思う。
良いなと思う私を誘う彼らは、伊豆にて静養中だとか。
只今Kameさんと避コロナ静養で伊豆です
明日先生をお待ちしております
自慢の赤い車で来てね(^^)/ by snow (2021-01-01 22:54)
コロナを避け、伊豆で静養とは美しいと思った。
しかし、混浴するふたりの邪魔はしたくなかった。
だから、そうだ、鋸山に登って富士山を拝もうぞ、だった。
(2021年1月1日9時50分/江戸川土手からの眺望)
妻の実家から、江戸川土手にあがってすぐに見えた今年の初富士。
あのなだらかな稜線が見えない、もう一度晴れるなら鋸山に登って眺めるか。
僅かな休暇で来ていた、孫のような三女を誘ったら、明日、行くと言う。
(2021年1月2日9時11分/房総半島を南下して鋸山からの眺望)
心配だった雲が徐々に晴れてきて、そのお姿を眺めることが出来た。
ただし、ニュースでやっていたように、この地域は断水中。
漏水のせいで、地域一帯が年末から断水と聞き、踏んだり蹴ったりやなと思った。
台風の被害から立ち直りかけているときに、余計な断水騒ぎである。
土産物の店で声をかけたら、もう大変だと言い、同情するしかなかった。
できることは、ここでお金を使うことくらい。
(2021年1月2日9時48分/浦賀水道を挟んで富士山を眺める)
我は海の子、海が好き、海を挟んで富士を望む、天気晴朗なれど波高し。
給水タンクを運ぶのは生活のため、コロナ禍にあって観光客も来ず。
じゃあ、また家族でドライブかな、旅館に泊まって釣りでもするかな。
あっちもこっちも、大変だぁ。
あまり美味しくなかったけどパンを買って、珈琲を飲んだ。
お土産は義母様にもと、脂がのったアジの干物、賞味期限は9日まで。
最近は高級魚だぞと、自分が食べたいだけなんですけど。
事故も起こさず、迷惑も垂れ流さず、細々と2021年を始めている。
もう少し肩ひじ張って、緊張して、慎重にスタート発進。
新車のような加速は見せずに、ゆるりと、確実に今日を生きている。
ファイト!