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法事を終えて心の修行   [旅]



祖母の17回忌があり、大阪へ行ってきた。
できることなら避けたいと妻は思い、何としてでもやりたい人はやる。
ここは義理、用心深く、逃げることなく参加。

傾斜の大きな隙間だらけの寺は、換気が十分で、安心できる。
新幹線で往復するより京都に宿泊を付けたら、半分近くに値下がりする。
やっぱり出費は少ない方が良いと、京都に一泊した。




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ホテルのプールは予約制で利用者数が制限されていたので、泳ぎやすかった。
基本的に法事がメインなので、あとはオマケ、運動不足解消に泳いだ。
2時間ちかく泳ぎ、久々にバタフライも入れたら、足がつりそうになった。

バタフライと私自身は思っていても、周囲にはトドが溺れていると見えるかも。
それでも、私たち以外に泳ぐ方もおらず、思い切りよく泳げたのだった。
先週に続き、毎週泳ぐ生活やないか。




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晩ご飯は、京野菜の創作料理を食べに行った。
泳ぎ疲れていたので、普段より酔いは激しく早く、驚いた。
店が混む前に退却し、久々に爆睡した。




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信心深くはないのだけど、うちは門徒、親鸞聖人の浄土真宗である。
法事のついでと言ってはなんだけど、東本願寺をお参りした。
真宗大谷派であり、次女と三女は大谷高校の卒業生である。

さほど宗教的な敬虔性はなく、何となく門徒、親鸞聖人なら緩さも許容。
勝手に浄土真宗は緩く、許容性のある宗派だと思っている。
ただ、集金システムの争奪戦か、東と西の抗争も内包している。

立派な寺院を見て、集金システムの大きさと、権力の強さを感じる。
法事における予算を考え、ここでやっても同じ値段だろうかと考えてしまった。
やがては墓も閉め、築地本願寺にうつすと、それだけは決めている。




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苔寺(西芳寺)は往復はがきでの予約制だった。
どういうわけか、宗教から距離を置く癖に、こころを洗いに行った。
お喋りな、煩悩の大海を泳ぐ身ながら、写経を楽しんだ。

筆ペンを事前に購入し、臨んだのだった。
妻は「心願成就」と記し、私は「学業成就」と最後に記した。
絶対恩師が嘗て行きたいと言っていた西芳寺、行ったよ、という気分。

邪悪な我が心のふるさとを脱出し、雑念を振るい落とし、こころを清める。
宗教での作業は全て自己満足と知りながら、手を合わせるのだった。
すこしはこの国が、世界が、安寧を手に入れることが出来ますように。



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