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伊豆へ伊東温泉   [旅]



それがまだ幼い三女だったところを観察しておくべきだった。
娘が新聞記事を掲げながら言うには、ねえパパの名前が載ってるよと。
それは私が欲しいと思っていた懸賞の結果だった。

選評を読むと、狙い通りの箇所を称賛していて嬉しかった。
賞金の使い方を考えながら作品の細部まで反芻し、満ち足りた気分だった。
幸せが毛細血管の末端まで運ばれる、充実感の手触りが現実的だった。

そしてそれが夢だと知った失望は大きいが、満たされた熟睡だったのかもしれない。
占い師の言った話が予兆を運んだのなら、いい夢を見せてくれたと思う。
伊東の温泉宿で見た夢が、自分の中では久々の大ヒットで嬉しいと感じている。




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平日の高速道路では大型トラックが我が物顔の走りを見せるので怖い。
外環から入り銀座、渋谷方面、海老名インターを過ぎ、実に怖い。
煽られているとしか思えない詰め方をされる普通車には同情する。

車線変更は3秒、30mと習ったが、ウィンカーなしで入ってくる大型車。
危険を回避しながら新車を信じて、安全運転。
合流が近づくと大型車のせめぎ合いも激しくなる。

何だよと思いながら、長めの車間距離を取るけれど、行く時は行く。
幅寄せされても、一瞬の加速で置き去りにしてあげる。
そして安全地帯の走行車線に入り、あおられることなく走る。




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熱海に近づくあたりから、温泉と観光の雰囲気が出る。
車を休ませて海岸に降りる途中、ススキは海風に従って横を向いていた。
流れに乗り、逆らわずに、おいらも生きている。

多少の良いこともあれば、苦労した甲斐もある。
ほらごらん、富士山が頭を出している。
山頂に雪は見えず、下田にはペリーも見えない。




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温泉は深夜も入り、早朝から入り、マッサージ器天国。
城ヶ崎海岸の吊り橋を歩きに行くのだけど、途中にsnowさんがいてい驚いた。
親近感を持って、写させてもらった。




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吊り橋を歩くとき、三女と妻は女子会ツアーで、キャーなんて言っている。
怖ぃ~、と声を震わせる妻が可愛いと思ってしまう。
バカだなと思いつつも、体重を使って揺らすのだが、効果はない。

軟弱な吊り橋を掛けてはおらず、1㌧ぐらいは大丈夫じゃないか。
それでも真ん中あたりで下を見ると、落ちるのは怖いと思った。
波しぶきを見ているのが、こんなに楽しいと思ったのも年のせいだろうか。




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観光道とは少し外れた、危険な断崖絶壁の先っぽに座るオジサン。
岩に命綱を絡めて、釣りをされていた。
イシダイを狙っているということだった。

連れたら18mを吊り上げるのだから、ある意味楽しそう。
魚も逃げるチャンスが長く、釣る方も手ごたえの時間が長い。
羨ましいと思った私は、釣り好きなのかもしれない。

釣りが出来て温泉があって、ある種の理想地か。
貸し別荘でもないかしらねぇ、と思うのだった。
ただ、地震や津波、台風は怖いかな。


新車のドライブレッスンは今後も続けようと思う。
自動車というよりは、PCみたいな感じの乗り物。
タッチパッドで操作することもあるし、奥が深く、乗り遅れないぞ。



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