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『ザ・ネゴシエーション』   [映画]



休日を妻と過ごすときのひとつに、映画鑑賞という時間がある。
彼女が見たいという映画が少なくて、私が選んだものを見ることが多い。
現実的なリケジョだから、面白くなかったら途中でも席を立って自室に移動する。

そういうことが3回続けば言い訳にならず、かなり慎重に作品を選ぶことになる。
今回は、もうこれだと、自信をもって選んだのだが、最後まで見入ってくれた。
捏造と怨念のK国は嫌いなんだが、予想通りに面白かった。





『ザ・ネゴシエーション』
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■ 作品データ
 原題/The Negotiation
 制作年/2018
 制作国/韓国
 内容時間(字幕版)/113分
 ジャンル/サスペンス/ミステリー

■ 解説 人気女優ソン・イェジンが、危機交渉人であるヒロイン役を熱演したサスペンス。バンコクで韓国人が拉致される事件が発生、犯人はなぜかヒロインを交渉人に指名するのだが?ソウル市警危機交渉班の敏腕交渉人ハ・チェユン警部補。ある事件で犯人と人質両方を死なせてしまった彼女は、自責の念から辞表を提出した。だが10日後、彼女は緊急事態で呼び戻される。タイでミン・テグなる男が韓国人を拉致、交渉人に彼女を指名したのだ。事件の概要を聞く間もなくビデオ通話の画面越しに犯人と相対するハ警部補。なんとか交渉の糸口をつかもうとする彼女だが、人質の中には彼女の上司チョン班長の姿があった。



韓国はエンターテインメントに力を入れていて、年々レベルが上がっている。
すでに映画は『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞を取っている。
作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞と4部門を取る快挙、本物だ。

我が国の固有の領土を実効支配し、告げ口外交とイチャモンを続けるK国。
それでも、映画作りでは日本より面白いものを作っているのは事実。
日本はと言えば、アニメで勝負しかないのかと思ってしまう。

徴兵制度があり、軍隊を持つ国は、平和ボケ国家とは違って、圧を感じる。
日本で銃撃戦は禁じ手だけど、韓国映画ではハリウッド並みに迫力がある。
圧だけではなく、もちろん脚色が上手くて、よく練られているのだ。

映画のテンポが良く、伏線が張られ、ひねりも効いていて大いに楽しんだ。
2時間なんてあっという間に終わり、妻も席を立つことなどなかった娯楽作品。
政治家の腐敗、検察の闇、日常のことだから彼らは描くのが上手く、迫力がある。





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日曜に、あけぼの山農業公園に行った。
コスモスが見ごろだと聞いたので、妻と次女を連れて。
ただ、この街道は道が狭く、すれ違いが厳しく、非常に疲れてしまった。

千葉から東京の下町にかけて、大通りを曲がると、道が狭すぎる。
真っすぐな北海道の道を爆走していても、都会はコワイの運転が。
笑顔を振りまきながら、道を譲ってもらったり、譲ったり。




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ハイキーでも撮らねばと思い、挑戦してみた。
もっと意図的に使わねばならないと、反省しきり。
人が多いので、人を排除しながら写すので精いっぱいだった。

コスモスの畑の中に入って写す人たちが多い。
アジアの客人もねぇ、マナー守ってよと言えないボク。
畑に踏み込んで入る爺ちゃんが多いからねぇ、恥ずかしいなぁ。




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ピンクの「どこでもドア」が立っていた。
そこにたくさんの行列ができていた、不思議。
この写真、コスモスを写す際、少し斜めに撮った後方に、ピンクのドアがボンヤリと。

たくさんの人を感じさせないように写すことが出来て満足。
マナー違反と注意されない撮り方をし、他人には関わらない。
野外だったけど、マスクをし、ぱっぱと写してさっさと帰った。

外出することが増えてきた。
人と接触し摩擦も増えるので、いがみあいに参加せぬよう細心の注意。
足元も、頭上も、前後左右も気にしながら外出し、無事に帰宅すること。




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親バカのバカバカ   [子育て]



老いて足元を気にしながら歩くのは転倒したくないから。
でも、上から人が落ちて来るなんて、最近は聞いたことがなかった。
梅田で17歳男子高校生が飛び降り、19歳女子大生に当たり、巻き添えで死んだ。

生きてりゃ楽しい事だってあるのに、何なんだろう。


大阪府の70代の女性が、ウソの電話で約2億2300万円をだまし取られた。
NTTファイナンスを名乗る者から「利用代金が延滞している」と、次々に巻き上げられた。
持ってるねぇ、ここまで巻き上げられたら慈善家でしかなく、被害者には思えない。

大阪のおばちゃんはガッチリしてるって聞いてたけど、コロナで変質したのかな。




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世の中には親バカな症状を呈する者がいる。
私もそのうちのひとりで、まあ、美人三姉妹を抱えてりゃね、そりゃもう。
次女がお誕生日ってなれば、もうそろそろ辞めなきゃと思いながら、ね。

コレド(COREDO)室町テラスで待ち合わせ。
行き先は、我らの北海道が生んだ石屋製菓!
ミニお誕生会をするの、娘のためにね。




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札幌に住んでいた頃、宮の森の白い恋人パークは車で10分ほどだった。
庶民的な有名店だけど、銀座や日本橋では「白い恋人」を売っていない。
大阪で「面白い恋人」が売られ争っていたけれど、東京では高級感を出す。

1400円のパンケーキを、誕生日を迎える娘にプレゼントした。
経費削減をしていこうと思いながらも、流行りの店で、ね。
娘を持つお父さんには、愛しかないんだ!




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ニュースで見て、これだ! と思った。
女子にはこういうのが受けるのだろうと、父さんなりの企画。
ちょっと恥ずかしかったけど、動画も撮った。






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出て来た時の「ちょっとしかない」感が、激変する。
10秒ばかりの驚きが、好き。
娘のことが好きな父さんは、娘が喜べば何だってやるぜ。




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四分の一だけもらって父は、うっとりまったり、美味しかった。
パンケーキ、若い人にはこういうのが受けるんだろうなって。
次は三女か、長女は帰ってきてからか、女子よ。


時間があったので次女の通勤用に靴を買った。
セパレートパンプス、もちろん赤と、オレンジの2足。
本当は曜日ごとに7足のつもりが、持ちきれないから辞めた。

夜は妻も待ち合わせて、久々に飲みまくったパパでした。
おそらく親バカなんだと思う、そして幸せなんだと思う。
次々に親バカを連発し、安定走行セットボタンを押すの。



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『天気の子』   [映画]



映画「鬼滅の刃」記録的ヒット 興行収入 公開3日間で46億円超
   (2020年10月20日 17時42分 / NHK ニュースサイト)

漫画が原作のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、凄いらしい。
10月16日の公開初日からの3日間で342万人の観客を集めたと言う。
46億円を超える記録的な興行収入となり、勢いが止まらないらしい。

たかが漫画と笑うことはできず、大きな産業となっている。
人を押しのけて見に行こうという気になれないのは、なぜだろうか。
インタビューを受けた人たちが、泣いたとか感動したとか言うのだ。

斜にかまえてしまっているので、易々と感動はしたくないと、背を向ける。
そんなうまい話があっていいものかと、背を向ける。
ブームが去れば、コッソリと見てみるかもしれない。





『天気の子』
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■ 作品データ
 制作年/2019
 制作国/日本
 内容時間/113分
 ジャンル/アニメーション

■ 解説 「君の名は。」に続く新海誠監督の長編アニメーション映画で、2019年の日本で最大のヒットを記録。東京で出会った1組の少年少女は、自らの生き方を“選択”していく。日本映画として歴代第2位となる歴史的大ヒットを記録した「君の名は。」から3年。2019年夏に公開されて興行収入は140億円を突破し、同年の日本で最大のヒット映画となった本作。天候の調和が狂っていく時代、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”するストーリー。東京で出会う、家出少年・帆高と不思議な力を持つ少女・陽菜。2人の恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれる。スケールアップした“新海ワールド”を楽しもう。



写真みたいに綺麗な映像と感心するのだが、漫画。
写実的と言えばそれまでだが、現実とソックリの風景やカップ麺。
アニメの強さは、実写で出来ない現実を作り出せること。

時空移動やパラレルワールドにファンタジーはお手の物。
ちょっとやり過ぎかなと思いながらも、新宿が降り過ぎた雨に沈んでいく。
救世主として終わるのではなく、受け入れていくという姿勢は良かった。

ハッピーエンドのハードルを下げると、ある意味で現実的だろう。
中高生時代の、ぎこちない純愛時代を思い出して、オジサンは楽しんだ。
純粋だったあの時代に、私は誰誰に裏切られてきたのだろう。

あるいは、真っすぐすぎて挫折し過ぎた日々を思い出した。
出会いと失敗を振り返ると、なぜか充実していたように思う。
今の中高生は、どんな挫折を乗り越えていくのだろう。

ヒロインの声をどこかで聞いたような気がしていた。
朝ドラの『エール』で、三姉妹の三女役の森七菜だった。
名前の「七菜」は、「ななな」かと思ったら「なな」だったという蛇足。




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映画『天気の子』を見たら連日の雨が当たり前のように思えてきた。
雨が当たり前で、街の多くが水没した世界は体験したくない。
やっぱり、突き抜けるような青空が好き、空を紺碧の青で覆いつくして欲しい。

今年はまだ秋晴れを経験してないように思う。
雲一つない青空を、いちどは秋のうちに見せて欲しいなと思う。
羊雲ばかりの曇り空も、秋雨前線に連れて来られる雨も、好きじゃないな。




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欧米でCOVID19が第一波に比べ、感染者数が急激に増加しているという。
フランスやイギリスで外出禁止令が出る話を聞くと、日本が不思議に思える。
日本の感染者数が少ないし、言いにくいことだけど、危険を感じなくなっている。

マスクは車やカバンに予備を入れておき、確実にマスク着用で外出する。
帰宅すれば必ず手を洗い、そのことで、石鹸の減りも増えている。
対策を講じない店にはいかないし人混みも避けるが、欧米より危険は感じない。




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インフルエンザと同時の感染拡大を危険視するのは分かる。
それでも、やはり欧米に比べて危険な気がしなくなっている。
衛生観念や予防意識が高くて、比較的危険がなくなっているのか。

本当のことは何も分からないけど、日本は安全地帯になりつつあるのだろうか。
こういう状況が続くなら、思い切って紅葉でも見に行くかな。
油断しているわけじゃないけれど、コロナに対して、懐疑的になり始めている。



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伊豆へ伊東温泉   [旅]



それがまだ幼い三女だったところを観察しておくべきだった。
娘が新聞記事を掲げながら言うには、ねえパパの名前が載ってるよと。
それは私が欲しいと思っていた懸賞の結果だった。

選評を読むと、狙い通りの箇所を称賛していて嬉しかった。
賞金の使い方を考えながら作品の細部まで反芻し、満ち足りた気分だった。
幸せが毛細血管の末端まで運ばれる、充実感の手触りが現実的だった。

そしてそれが夢だと知った失望は大きいが、満たされた熟睡だったのかもしれない。
占い師の言った話が予兆を運んだのなら、いい夢を見せてくれたと思う。
伊東の温泉宿で見た夢が、自分の中では久々の大ヒットで嬉しいと感じている。




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平日の高速道路では大型トラックが我が物顔の走りを見せるので怖い。
外環から入り銀座、渋谷方面、海老名インターを過ぎ、実に怖い。
煽られているとしか思えない詰め方をされる普通車には同情する。

車線変更は3秒、30mと習ったが、ウィンカーなしで入ってくる大型車。
危険を回避しながら新車を信じて、安全運転。
合流が近づくと大型車のせめぎ合いも激しくなる。

何だよと思いながら、長めの車間距離を取るけれど、行く時は行く。
幅寄せされても、一瞬の加速で置き去りにしてあげる。
そして安全地帯の走行車線に入り、あおられることなく走る。




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熱海に近づくあたりから、温泉と観光の雰囲気が出る。
車を休ませて海岸に降りる途中、ススキは海風に従って横を向いていた。
流れに乗り、逆らわずに、おいらも生きている。

多少の良いこともあれば、苦労した甲斐もある。
ほらごらん、富士山が頭を出している。
山頂に雪は見えず、下田にはペリーも見えない。




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温泉は深夜も入り、早朝から入り、マッサージ器天国。
城ヶ崎海岸の吊り橋を歩きに行くのだけど、途中にsnowさんがいてい驚いた。
親近感を持って、写させてもらった。




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吊り橋を歩くとき、三女と妻は女子会ツアーで、キャーなんて言っている。
怖ぃ~、と声を震わせる妻が可愛いと思ってしまう。
バカだなと思いつつも、体重を使って揺らすのだが、効果はない。

軟弱な吊り橋を掛けてはおらず、1㌧ぐらいは大丈夫じゃないか。
それでも真ん中あたりで下を見ると、落ちるのは怖いと思った。
波しぶきを見ているのが、こんなに楽しいと思ったのも年のせいだろうか。




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観光道とは少し外れた、危険な断崖絶壁の先っぽに座るオジサン。
岩に命綱を絡めて、釣りをされていた。
イシダイを狙っているということだった。

連れたら18mを吊り上げるのだから、ある意味楽しそう。
魚も逃げるチャンスが長く、釣る方も手ごたえの時間が長い。
羨ましいと思った私は、釣り好きなのかもしれない。

釣りが出来て温泉があって、ある種の理想地か。
貸し別荘でもないかしらねぇ、と思うのだった。
ただ、地震や津波、台風は怖いかな。


新車のドライブレッスンは今後も続けようと思う。
自動車というよりは、PCみたいな感じの乗り物。
タッチパッドで操作することもあるし、奥が深く、乗り遅れないぞ。



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『猫を棄てる 父親について語るとき』   [村上春樹]



朝夕の冷え込みに秋の到来を感じる。
GoToトラベルで損したとか得したとか、本来の趣旨は応援である。
そうだ、京都で金沢でお金を使おう。

法事で帰る大阪を、GoTo トラベルにしたらあまりの安さに驚いた。
予定通りお金を使いに行くが、もちろんマスクに検温、うがいに手洗い。
こんな私でも、お役に立てるなら使わせてください。






『猫を棄てる 父親について語るとき村上春樹/文藝春秋(2020年4月25日 第1刷発行)
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 言い換えれば我々は、広大な大地に向けて降る膨大な数の雨粒の、名もなき一滴に過ぎない。固有ではあるけれど、交換可能な一滴だ。しかしその一滴の雨水には、一滴の雨水なりの思いがある。一滴の雨水の歴史があり、それを受け継いでいくという一滴の雨水の責務がある。我々はそれを忘れてはならないだろう。たとえそれがどこかにあっさりと吸い込まれ、個体としての輪郭を失い、集合的な何かに置き換えられて消えていくのだとしても。いや、むしろこう言うべきなのだろう。それが集合的な何かに置き換えられていくからこそ、と。


あとがき
 この文章で書きたかったことのひとつは、戦争というものが一人の人間、(ごく当たり前の名もなき市民だ)、の生き方や精神をどれほど大きく深く変えてしまえるかということだ。そしてその結果、僕がこうしてここにいる。父の運命がほんの僅かでも違う経路を辿っていたなら、僕という人間はそもそも存在していなかったはずだ。歴史というのはそういうものなのだ。無数の仮説の中からもたらされた、たったひとつの冷徹な現実。






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『一人称単数』を読んで」思ったことをここでも感じた。
村上春樹は自伝を書こうとしている。
それはルーツをたどり掘り下げていくことで、自分を探るということ。

そういう素材は誰にでもあり、だから物語は紡ぎ続けられる。
父親とは合わず疎遠だった村上春樹。
似た境遇の自分を重ねるが、そこの部分は触れられずに終わる。

おそらくデリケートなその部分が、いつか掘り下げられるのではないかと思う。
父親と息子の確執は物語になると思う。
私自身の浄化作用のためにも、ぜひ、書いてもらいたいと思っている。




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神奈川県内で続いている異臭騒ぎが気になっている。
多くの方々が異臭を感じているのに、何もないということはあり得ない。
単純なガス漏れか、あるいは地震の前兆なのか、不安として気になる。

いくつかの地域で110番通報され、異臭が共有されている。
そのくせ正体が明かされることなく、繰り返される。
気になる加齢臭どころではない騒ぎ、対岸の異臭。




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筒美京平さんが亡くなった。
洗礼を受けたのは南沙織の「17歳」、この明るさは救いだった。
合宿中シゴかれてヘロヘロになった夜、甘く明るい曲に救われた。

サザエさんの主題歌が筒美京平だとは知らなかった。
おそらく作曲家のことは知らずに、たくさんの曲を通過したのだろう。
人は絶えて終わっていくのだが、何かは残るのだろうな。




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サッカーの親善試合、コートジボワール戦を見ながら書いた。
退屈な流れだったけど、最後の最後に植田クンのゴール。
勝てて良かったけれど、ダイレクトパスやクロスの精度が低いのは相変わらずだ。


明日から伊東へドライブ、温泉へGoTo、のんびり楽しむ。
新車はディーゼルでありながら、一瞬の加速が凄い。
他を置き去りにする力はあるけれど、煽られぬよう、出来るだけ法定速度の順守。




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一喜二憂   [新聞から]



 ただしいことを信条にしたらあかん。どうせ、でけへん、そんな高尚なこと。たのしいことをしたらよろし。ただしい、と、たのしい、一字ちがいで、えらいちがいや。 (『おかあさん疲れたよ』田辺聖子)



正義を振りかざすつもりはないけれど、目につくおかしなことども。
バカを遮断して楽しいことに目を向けながら、しかし、社会の役には立ちたいと思う。
先週を振り返ると一喜二憂、一つでも悦びがあったことを良しとするか。



茨城県で、生後1か月の女児が父親に虐待されて死亡した。
父親は、「泣きやまず、ストレスがたまった」と供述しているという。
女児の頭をトイレのドアに叩きつけたり、胸や腹を殴ったりして殺害した。

そして、「殺すつもりはなかった」と殺意を否認している。
言葉狩りによって世の中では「キチガイ」という言葉がつかえなくなった。
この父親は何と表現してやればいいのか、キチガイと呼ぶしか理解はできぬ。

28歳の男、殺すつもりがなくても生後1か月の赤ちゃんを投げつけたら死ぬわ。
松本清張の小説『鬼畜』では子どもを放り投げて殺していたが、やるか。
『カッコーの巣の上で』では前頭葉削除と言う手荒い手術があったけれど、鬼畜の人権。

赤ちゃんを壁に叩きつけたら死ぬ、これだけ単純な話を想像できぬバカが居るのね。
ついカッとなっても、やっちゃイカンことがある。
逮捕されてもへらへらしてる連中が、お勤めを終えたらコッソリ社会復帰する。




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ひとつの裁判があった。
池袋で11人が死傷した暴走事故で、89歳の被告が無罪を主張した。
車に異常が起きて暴走したと思っていると、耳を疑うセリフを吐く。

被告である旧通産省工業技術院の元院長、弁護側は制御システムの異常と主張する。
プリウスの制御システム異常となるが、欠陥車だったからトヨタは文句を言わないのか。
逮捕もされずに加害者が、手厚く守られているのはなぜだろう。




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脳天気に生きているのだけど、上記、2つの話は怒りとして残る、ニ憂。
おかしな台風がやってきて、ずっと雨だし、気持ちは晴れない。
ただ、新車が届いたのは嬉しいから、差し引きゼロにしちゃおっと




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来年のカレンダーが届いた。
心機一転、前向きに、前進前進。
予定を立てているときは、夢に恵まれる、恵夢。




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新車と言っても、電気製品ではないかと思った。
覆面パトカーが多く潜伏するのだけど連日、高速道路を走っている。
京葉道路、常磐自動車道、湾岸線を雨のドライブ、首都高はキツイなぁ。

ウィンカーが逆なので、ただいま車線変更の練習中。
全ては慣れなのだけど、ディーゼル車なのに加速に力があり驚く。
が、車間距離を長めに設定し、自動制御に加え、理性制御だな。




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オプションだったけど、サンルーフは成功だった。
車内が明るくなると嬉しく、秋晴れが待ち遠しい。
2kさんと遠征の約束はしているのだけど、まずは慣れなきゃ。

時代はスマホ、音楽をCDで聴くという空間ではなかった。
おそらく今の若い人たちはスマホ支配の生活なんだろうな。
音楽はBluetooth、ウォークマンとスマホをペアリングして聴く車内。

スマホでエンジンをかけることに悦びは感じない。
でも、今日は何㎞走ったっけとスマホで確認できるし、燃料チェックも可能。
何だかスマホ支配仕様の車で、古い人間の私は慣れるのに時間が掛かると思う。




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『一人称単数』   [村上春樹]



10月7日(水)納車=わくわく走るぞ!
10月8日(木)発表=ノーベル文学賞お願い村上春樹様に差し上げて!
10月9日(金)試合=サッカー日本代表 日本 vs カメルーン(オランダ)



今週は個人的に重要事項が集中していて、緊張の時間を過ごしている。
そんな時間に、村上春樹の短編集を、惜しみながら一作づつ読み終えた。
彼が早朝ランの後、午前中をかけて10枚だけ書くという時間を、追う耽読。





『一人称単数』 村上春樹/文藝春秋(2020年7月20日 第1刷発行)
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p148 (「ヤクルト・スワローズ詩集」)
 もちろん負けるよりは勝っていた方がずっといい。当たり前の話だ。でも試合の勝ち負けによって、時間の価値や重みが違ってくるわけではない。時間はあくまで同じ時間だ。一分は一分であり、一時間は一時間だ。僕らはなんといっても、それを大事に扱わなくてはならない。時間とうまく折り合いをつけ、できるだけ素敵な記憶をあとに残すこと、それが何より重要になる。


p205 (「品川猿の告白」)
「私は考えるのですが、愛というのは、我々がこうして生き続けていくために欠かすことのできない燃料であります。その愛はいつか終わるかもしれません。あるいはうまく結実しないかもしれません。しかしたとえ愛は消えても、愛がかなわなくても、自分がだれかを愛した、確かに恋したという記憶をそのまま抱き続けることはできます。それもまた、我々にとっての貴重な熱源となります。もしそのような熱源を持たなければ、人の心は、そしてまた猿の心も、酷寒の不毛の荒野となり果ててしまうでしょう。その大地には日がな陽光も差さず、安寧という草花も、希望という樹木も育ちはしないでしょう。私はこうしてこの心に(と言って猿は自分の毛だらけの胸に手のひらをあてた)、かつて恋した七人の美しい女性のお名前を大事に蓄えております。私はこれを自分なりのささやかな燃料とし、寒い夜にはそれで細々と身を温めつつ、残りの人生をなんとか生き延びていく所存です」



人は運命を避けて選んだ道で、運命に出会う事がある。 (ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ)



その読書時間が楽しかった。
読書の中からヒントが派生すると、自分の物語も生まれそうになる。
少しばかり不思議な感じを残しながら読み終えることが出来た。

ファンだけが楽しむ世界かもしれないけれど、面白い感覚をいま抱いている。
5枚と短くていいから懸賞童話に毎年応募しているけれど。
自分の中にある短編小説を書いてみようかなと、そんな気になる読書だった。

最近、時間の共有と記憶が、いかに大切かとおもうようになった。
確かにあった過去の時間を、読者を一人に限定して、短編を作ろうと思った。
お年を召したキャプテンに、17歳の狂気の時間を、恋にして、読んでもらう。

そういう妄想が生まれる読後感である。
むしょうに何かを形作りたい衝動が生まれたのは、私だけではないと思う。
誰にだってあのときや、あの時間があるのだからね。




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アマチュアカメラマンが集結する寺ではない、江戸側の土手。
引っ越してきた一昨年は見なかった場所に、咲き始めている。
種ではなく球根だから、人為的に咲き始めたのだろう。

モグラに穴を掘られて土手が崩れないように、毒をもって制す。
そこまで深くは考えずに、誰かがキレイだろうと、咲かせたのだと思う。
私たちに必要なのは、規則正しい散歩と、思索のための正座。




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散在する花は接近して、あるかのように見せよう。
「握りこぶしの中に あるように見せた夢が 遠ざかる」のは、中島みゆき様。
不思議な気分のうちに、形を見つけておこう。

そして決して舞い上がることなく、落ち着いて落ち着いて、ハンドルを握ろう。
隠したってその嬉しさは、顔に出ているのだと思う。
だって、傑作は裏切らない、だもん。




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GoToイートで、セコイ話を聞く。
鳥貴族に予約して1品だけ頼んで、払った額より多いポイントを貰う。
そんなセコイ人間には絶対にならない、武士は食わねど高楊枝。

割引をしてもらえるなら喜んで割り引いてもらう。
ただし、それ以上に使って差し上げようと、思う。
だって今は、使うために出向くのだからね。

鳥貴族に予約まで入れてセコイ真似する連中とは付き合わない。
基本的に体質が違うように思えるのだ。
まあいいや、晩節を汚すことなく、せめて最期は清く正しく可愛く終わる。



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祖光院へ赤を求めて   [旅]



昨日、朝から大音量の音楽が聞こえて、様子を窺うと、小学校で運動会。
あいみょんの「裸の心」が流れたのは「先生」の好みかもしれない。
大音量ではあるが、子どもたちの歓声とともに、朗らかな気分になった。

富士山が見える透け具合いではないけれど、ほのぼのとした晴天だった。
月曜には西高東低の気圧配置となり、徐々に秋が深まると聞く。
多くの方が紅葉を求めて旅に出るのかもしれない。


週末にかけて、虎の尾を踏んだ菅総理、コロナで窮地に立ったトランプ。
株価への悪材料が発生したので、手仕舞いして週明け以降に備えることにした。
ピンチがチャンス、11月に向けた乱高下を上手に乗り切りたい。




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先月末、千葉県松戸市にある祖光院へ行った。
一昨年、2kさんと自転車で行った時は、細い道が怖かった。
今回は妻と車で行ったのだが、怖すぎて、二度と車では行きたくない。

旧街道沿いの道、松戸近辺は細い道だらけ。
細い道を自転車も走るのだけど、いつ事故が起きてもおかしくない。
ここは電車に乗って、歩いて行くのがイチバンかな。




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三脚がズラリと並んで場所取りするのは、光の具合を待つためなのか。
プロじゃあるまいし、手持ちで勝負だぜと、こころの中で呟く。
犬を並べて撮影会もあったけれど、平和な光景、我が物顔の大行進。

人の隙間から覗き込んで写す。
パッパと撮って、はいどーぞ、お疲れさま。
独占したい時には、この景色を買い取るさ。




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運動会日和の話を家族のLINEに書き込んだ。
するとドイツ在住の長女から、今日は祝日と書き込まれていた。
スーパーが祝日は閉店するそうで、慌てて買いに行ったとか。


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ドイツ統一記念日、ということで祝日だそうだ。
国民の休日というやつだね。
新聞記事の写真に「30」という数字が見えるけれど、30周年かな。

忘れもしない1989年の出来事だった。
あのとき、ベルリンの壁をハンマーでたたき壊す映像が流れた。
革命を信じた私の血は、その場所に居て、ハンマーを振り回したかった。




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GoTo キャンペーンは東京参加で一気に盛り上がりを見せている。
9月より10月、さらに11月と予約は盛り上がっているらしい。
大変だって言ってたのだから、ぜひ回復してもらいたい。

個人的には、雨や台風の被害に遭った土地へ行こうかと思う。
まあ、12月の祖母の17回忌は、またもや京都だけど。
温泉も行くのかな、遊んでばかりではないけどね。




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次は、GoToイートだとか言うけれど。
そこはちょっと危険な香りがするので、他の方々にお任せ。
今後も、3密を避け、うがい・手洗い・マスク・検温・酸素飽和度チェック。


マスクの備蓄に余裕が生まれ始めた。
使い捨てマスクを使うと苦しく感じる。
快適スポーツマスクがやはり通気性も良く、蒸れない。

抗菌マスクに加え、ミズノのマスクも購入した。
洗えるマスクが10種類以上あるので、少し安心。
インフルからもコロナからも、上手に脱げ切ろうと思う。



ファイト!






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