緊急事態 解除の方向 [新聞から]
雨模様の一週間だった。
自粛疲れもあるのだけど、雨が上がるのを待って近所を歩いた。
大洲防災公園にある薔薇園に行き、1D X Mark II を使って写した。
金曜の夜10時から2時間、FMで “村上RADIO” を聴いた。
ノンビリと別世界を楽しみながら、写真の選別をした。
時代が合うので、村上さんが選ぶ音楽は心地よかった。
翌日、時節柄もあり、村上春樹の短編『かえるくん、東京を救う』を読んだ。
かえるくんが大地震を阻止するという他愛のない話だが、好きだ。
ヒーローは人知れず地味な仕事を、全力で戦うものだ。
おそらく東京オリンピックを中止にする伏線が張られたと思う。
最後まで希望を棄てないという高野連の姿勢を評価はしない。
切り替えの決断を早くすることが、衝撃は大きくても回復を早めるのだ。
全ての決断が後手に回ると、民意を気にしてミスリードすることが多い。
そうさせまいと、バッハ会長がアドバルーンを上げたのだと思う。
すでに日本的な国内向けの論理は、通用しなくなっている。
一週間、『エール』を見た早慶ファンは熱くなったと思う。
特に、「紺碧の空」が出来上がるまでの葛藤に、早稲田OBは燃えたでしょう。
秋以降に六大学野球が再開されれば、早慶戦は満員御礼かもしれない。
学生席から離れて、妻と行こうねと楽しみにしている。
ふたりで元保護者として、校歌と紺碧の空を歌おうねって。
現役の学生さんや保護者の方の心労を、吹き払う紺碧の空に。
いよいよ自粛要請は解除されるようだ。
見た目も明らかに感染者数は減少傾向にある。
それと同時に、ゆるみは目に見えて増えてくるようになった。
ただ、初夏に向けてウイルスが弱ってくれるかもしれない。
街に繰り出す度胸がないので、バルコニーの椅子に座って日光浴。
ウジウジしたくないので梅雨は短く、太陽くらいは浴びさせて欲しい。
東京都の方針では「遊園地の再開」はステップ3である。
ディズニーランドが遊園地だとするのなら、さて、開園はいつになるのか。
計算してみると、来月の中旬からになる。
しかし、ディズニー開園準備もあるだろうし、従業員訓練もあろう。
そして全開にはならず、入場規制もかかるだろう。
何で気にしているかというと、二人でシーに行こうと、我慢し続けたから。
いいトシしてって思うけど、自粛の暗い日々に思ったことは、シー。
海外にはまだ出られそうにもなく、あれこれ思うと、シーで遊ぶって。
自粛中もミッキーはあの切れっ切れのダンスを猛特訓していたのだろうか。
自粛解除後も3密を避ける生活。
あれこれ思っていても、なかなか外出する勇気は出ないのかもしれない。
なんだか反省的に、漠然と怖がっている自分がいる。困る。
ファイト！
