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『ローマの休日』   [映画]



自粛の重圧が人を苛立たせるのか、怒りっぽい方が増えた。
朝食用のパンを駅前のヤマザキへ買いに出て、カリカリした人を見受ける。
まあ、だいたいが爺さんなんだけど、当たるっちゅうのか、怒りっぽい。

やだなぁー、と思いながら、私は頭の中で「じゅうまんえん」のエコー。
人を羨むことはしないけれど、貰えない30万円より、貰える10万円が嬉しい。
文句ばっかり言う人が多いけれど、素直に、単純だから、楽しみぃー。




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以前、kome さんとこであった、ビン底写真。
そう言うのが撮れないかなぁーって、散歩のときに考えていた。
江戸川の土手の手前の駐車場で、失礼しました。






『ローマの休日』
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■ 作品データ
 原題/Roman Holiday
  制作年/1953
 制作国/アメリカ
 内容時間(字幕版)/119分
 ジャンル/ラブロマンス/青春

■ 受賞歴
  第26回(1953)アカデミー賞主演女優賞「オードリー・ヘプバーン」
  第26回(1953)アカデミー賞原案賞「イアン・マクラレン・ハンター」
  第26回(1953)アカデミー賞モノクロ衣装デザイン賞「イデス・ヘッド」

■ 解説 永遠の人気女優A・ヘプバーンが名優G・ペックと顔合わせ。周囲の目を盗んでローマの街に出た小国の若い王女と、彼女と出会った新聞記者。2人の恋を描いた、永遠の名作!◆ ある小国の王女アンはヨーロッパ各国を表敬訪問する旅行で、イタリアのローマに滞在することに。だが、過密スケジュールや疲労のため、気晴らしにと側近たちの目を盗んで街に出てみる。そこで偶然、彼女と知り合った新聞記者ジョーは、なんとかこれを特ダネにしようと考え、彼女を市内観光に連れ出し、彼女が自由を満喫する模様を、ひそかにカメラへ収める。一方、王女の失踪に大あわての大使館は、その捜索に全力を挙げるが……。


全くもって古びていない映画、私が生まれる前の映画かいと、驚く。
さらに最後のクレジットを見ていて驚いた、ドルトン・トランボの名前!
絶対恩師と嘗て熱く語り合った、あの『ジョニーは戦場へ行った』の作者だ。

なんども見ているのだけど新鮮に感じるのは、ローマが素敵な街だからなのだ。
67年前の映画に違和感を感じるのは、やたらにタバコを吸い、ゴミを投げ捨てること。
もし全く同じように作っても、ごみは捨てないだろうし、煙草も吸えないだろう。

室内の撮影では、画面がモクモクしており、見るからに煙たそう。
そしてそれが当たり前であったのだし、副流煙の怖さを知らなかった。
そんな余計なことを考えるほど、登場人物が煙草を吸い、ポイ捨てをしていた。

ある種のファンタジー映画なんだろうが、素敵だわ。
一日かぎりの恋だけど、一生モノの純愛ですな。
ヘプバーンを妻に投影して、上品さまで似ていると、うっとりしているのさ。

おそらく、また見るのだと思う。
今度は、コロナが終わって、妻をローマに誘って、休日。
はやく終わらないかな、このコロナ。




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  魅力的な唇になるために、優しい言葉を話しなさい。
  愛らしい瞳を持つためには、人の良いところを探しなさい
  スリムな体型のためには、お腹を空かした人に食べ物を分けてあげなさい
   (サム・レヴェンソン)

唇が魅力的ではないし、瞳も愛らしくない、オレ。
さらに、肥満したまん丸の体型で、恥ずかしい限りだ。
世の中の役に立つことを、しなくっちゃと、思うだけなのかな。




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お犬様の肖像権を守り切った写真として気に入ってる。
落ちた花びらを写していたら勝手に割り込んできたんだけど。
何となく、ズレたバランスが気に入ってるの。




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おそらく、自粛明けには、世の中がだいぶ変わっているように思う。
自分ちでは、今までと変わらない生活を守りたいと思っている。
そのためにも、健康管理の、気も手も抜けない。




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また更に続く自粛の一週間。
妻にも、土手ですれ違う人にも、優しくありたいと思う。
そしてやがて届くマスクに感謝し、10万円を心待ちにする。




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