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『クスノキの番人』   [東野圭吾]



絶句だとか、唖然だとか、そういう衝撃だった。
志村けんが亡くなったと言う話。
70歳、冗談じゃないよと思いながら、武漢ウイルスの怖さを知る。

急きょ、特番が組まれたりもした。
しかし、見ない。
まだこの重苦しい空気の中では、亡くなったと整理したくはない。




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もし志村けんが亡くなったのなら、菜の花畑が似合う。
県境で写した、土手に広がる菜の花を贈る。
義母様が言う、志村動物園のチンパンジーどうするのかしら。

細かい話をすれば、どうもしないのだけど。
それでも義母様のおっしゃることは理解できる。
だってあれほど意思の疎通をして懐いていたんだからね。




『クスノキの番人』 東野圭吾/実業之日本社(2020年3月25日 初版第一冊発行)
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気が滅入ることの多いこの頃、空気も重い。
だから飢えるのは好きな作家の新作、飛びついた。
好きな作家を越して偏愛であるから、悪くは言えないの。

まあ、東野圭吾の文章を読んだということだった。
多忙を極める娘たちには勧めることなく、研究業にいそしめと言っておく。
筆の力はあるのだけど、やっぱり事件があって、解決する明晰な頭脳に飢える。

新たな代表作、誕生、東野圭吾『クスノキの番人』と出版社は宣伝する。
『秘密』、『時生』、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 に続くと言うが、続かないなぁ。
世界同時期販売(中国、韓国、台湾・香港エリア、シンガポール、マレーシア)らしい。

外国の人は東野圭吾に何を求めるのだろうか。
彼の作品にある「救済」「救い」は海外でも理解されるのだと思う。
しかし過去の作品は、始めからそこを求めて作られたのではなかったと思う。

口直しに、期待をしないで、短編集を攻める。
新作がなかなか出ないので、新装版を手に取るが中身は変わってないか。
作者への要望も自粛して、耐える。




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異常気象が普通になってきた気がする。
桜が咲き、そこに雪が降る景色を、先週見た。
異常さが夏だけではなくなってきたのだろうか。




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4月になっても寒暖の変化が激しい。
冷たい風が一日じゅう吹き荒れていたかと思うと、一気に気温が上昇したり。
強風に耐えて耐えて散るまいと踏ん張って、防災公園のサクラ、散り始め。




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昨日、ワインを買うために、久々に駅の方へ行った。
歩きながら違和感を感じたのは、マスクだらけであること。
マスクが店頭から消えたままなのだけど、土曜日のマスク装着率が高い。

歩きながら、すれ違う人のマスク装着数を数えた。
駅までの8分で、300人以上の人とすれ違ったが、100人ごとのマスクは。
98人、93人、96人とものすごく高いマスク装着率。

自粛要請が出て、朝から防災無線でも繰り返す。
洗脳されたわけではないが、免罪符のようにマスク装着。
しかもみんな何だか殺気立ってて、自警団みたいで怖かった。




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