BATHS は風呂じゃない [旅]
関東大震災の時、たくさんの朝鮮人が撲殺された。
朝鮮人が放火しているというデマが飛び、庶民はそれを信じた。
それで殴り殺された朝鮮人がたくさんいた、というのは事実である。
風評被害と言い、デマと言い、不安が生み出す魔物。
欧米が、東洋人を差別する構図は、普通にあるだろう。
今回のコロナウイルスに関して、欧米で迫害を受ける東洋人もいるだろう。
長きにわたり欧州で過ごす長女。
彼女の現在は、ドイツの大学院で研究と講義の生活であるが。
普段から差別はあっただろうし、つらい思いはあっただろう。
それに加えて現在、いわれのない差別や迫害を受けるかもしれない。
そこのところが、親にとっては大心配。
何もしてやれないから、今日も心配しながら、強く生きろと願う。
メルボルンの中心街に「BATHS」がある。
何でこんな所に銭湯やねん、と思ったら間違い。
屋外プールを所望したが、室内プールしかなかった。
訪ねた BATHS から北西へ30分、移動した。
CARLTON BATHS に出向く。
屋外プールがあり、燦燦、泳ごうやないか。
早朝6時からの営業で、運動好きの豪州人。
400円余りの入場料で、時間制限はなし。
ロッカー代金は200円程か。
スイミングキャップを被る人はなし。
腕時計やサングラスや麦わら帽子の着用も咎められない。
飛び込み禁止の看板の前で、ガキんちょはガンガン飛び込んでも注意なし。
さてさて、日本の市民プールの注意事項は何なんだろうと思う。
こんなプールで育った連中は、日本のマナーに絶句だろうな。
郷に入らば郷に従え、郷ひろみ。
文句を言わず、ただ泳ぎに来たのだから泳ぐ。
目のやり場に困る光景も多々あったが、チラ見のみ。
濃厚色のゴーフル越しだから、しっかり目の保養、エイエイオー。
ファイト!