守護神 [ひと]
ねむい。
とても湿度が高く、肌が不快。
ハンカチタオルが頼り、なんだか眠い。
虫は嫌い、出てきたら失神する。
小さくても蜘蛛が一番怖い。
そういう写真を見るのも嫌だし、虫が恐い。
こんな虫がいそうだけど、雑草なら平気。
風に揺れて動いていても、平気。
おそらく雑草なら、触ることが出来るだろうが、触らない。
どうして虫が恐くなったんだろう。
初めに蜘蛛が恐いと決めて、だんだんと広がったのだろうか。
家でも蜘蛛がいたら、ママぁーと呼んで、妻に排除してもらう。
妻は、ティッシュ! と命じ、私はティッシュの箱を差し出しながら目をつぶる。
小さな小さな蜘蛛だけど、私には許容できない対象だ。
勇敢な妻は、鋭意、立ち向かってくれるんだ、オレの守護神。
ファイト!