ふしぎ八件 [旅]
異国の地を歩いていると自分なりのフシギを発見する。
自分の目線で、浅い知識でも、不思議に思えるもの。
異文化との接触が脳みそに、やはり刺激を与えてくれる。
ゴミを集める人たちは、ゴミを集めることが仕事なのだろう。
ゴミ箱をきれいに並べるのは仕事ではないのだと思う。
日本でこういう終わり方をすれば、町内会長さんの所に苦情が殺到する。
デイブんちの帰りの電車の中で不思議に思ったこと。
吊革がほとんどないということ。
立ってまで乗る人がいなのだろうが、日本の朝の満員電車を見たら腰抜かすかな。
禁煙区間がタイル1枚分しかない、と思ってはいけないのだね。
SMOKE FREE ZONE だからね、全部。
FREE SMOKE ZONE ではないんだよね。
何で駅のホームに車が走っているんだろうと思った。
しかし理解できたことは、自販機にコーラを運ぶ横着方法だ。
地下道を通って、そのままホームにまで運び込んでしまう合理精神。
スタバはほとんど見受けなかったが、珈琲店は多かった。
ESPRESSO の看板を掲げた店は多く、スタバを侵入させない独自性があるのだろう。
デイブんちの近くでも美味い珈琲店があり、土産に持ち帰り楽しませてもらっている。
白雪姫が飛びつきそうな林檎が売られていた。
そもそもこういう輝きを放つ林檎の品種なのか。
あるいは、若い坊やが一所懸命に、林檎を脚にこすりつけて磨いたのか。
まあー、お行儀が悪いったらありゃしない、と日本じゃ言うだろうな。
しかし、子どもはこうして、みんなここに登って、売買を眺める。
あるいは立ち上がって、注文をする少女もいたが、行儀を注意する人はいない。
プリンセスシアターでハリーポッターが上演されていた。
サザンクロス駅でも大々的にノボリを上げて宣伝していたし。
この劇場にも仮装した人たちがたくさん集まっていたが、演劇とは。
メルボルンという街の一部を歩き回って思うこと。
移民の国になりつつあるし、元気のいい街で、いまのところ治安がいい。
世界の共通言語を遠ざけている日本は、この元気をまだまだ享受できないだろうな。
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