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ネギ焼き   [味]




叔父貴を偲んで、昔、連れて行ってもらった店で妻と食事をする。
そういう感傷が自分にはあって、リケジョの妻を相手に、連れて行く。
そういう場所で、あの時、あの頃を思い出し、記憶を整理する。



1 箱の名は.JPG


食後のスイーツをまず購入する。
店の奥には「三十」と書かれた木の箱がある。
店の名は「永楽堂」、なにゆえに箱に三十と記すか。




2 店の名は.JPG


単純な話で、昔から使っている箱だから、右から読む。
餅屋さんで、餅を作って丸めたり、のしたりした物を入れる木の箱。
店の場所は十三で、三十と書いたのは昔、そんな箱を今でも使ってる。

老いた店員さん、家族経営でしょうが、人当たりの良い方で好感。
食後の、ホテルに帰って食べるスィーツ、購入せり。
大晦日だけ作って売る、あんこ餅は人気のようで、叔母は好きなようだった。




3 叔父貴との思い出.JPG


むかし、叔父貴に連れてきてもらったのは十三のネギ焼きの店、やまもと。
改装されて小ぎれいになっていたが、私が函館の高校で勤務していたころ。
叔父貴んちを訪れた後、食べに来た。




4 ネギ焼き.JPG


昔はネギが大嫌いだったが、今は大好きになっている。
牛すじのお好み焼き、イカのネギ焼き、豚のネギ焼きを頼んで妻と分けた。
ビールを飲みながら、妻を思い出に付き合わせたのだった。

十三は何度か叔父貴と飲み食べ語った場所。
オレは夢しか語ることはできなかった。
叔父貴は結婚25周年に、初めてで最後の仲人、オレと妻。


今の分別があの頃にあれば、さあ、嫌なおじさんにしかなれなかったかな。
若さに任せた勢いで生きていたからこそ、今があるのでしょう。
ホメ上手の叔父貴が好きでした。




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