至福のサッカー三昧 [TV]
「行きな、黒兵衛。神輿の待つに」と言うと、「の」が変だと子ども心に思った。
子どもの頃、年配の人が歌っていた「お富さん」だが、勝手な聞き取りだった。
のちに、正式な歌詞を知って、恥ずかしくなった。
粋な黒塀 見越しの松に
あだな姿の 洗い髪 死んだ筈だよ お富さん
春日八郎なんて、うちの妻も知らないはずだよお富さん。
その人の歌をふと思い出したのは散歩中。
よそ様のお宅から「見越し」の木に不思議な花があり、写した。
きっと、「見越し」なんて言葉は死語なんだろうなと思った。
あるいは、「粋な黒塀」も不明になったのだろうな。
私は、そういう言葉を理解できる年配者なんだなと、思う。
言葉が消えていくのは仕方がないが、世代の格差に気づかない。
若い人もきっと気づかないし、私も気づかない。
気づかないまま、世代を超えて、話が通じないのも仕方がないかな。
市川駅 アガパンサス
W杯、昨日の未明に見て、ゾクゾクした。
スペイン 対 ポルトガル、典型的なポゼッションサッカーと現代の高速サッカー。
パスサッカーと、しびれるような高速ドリブルと切り込み。
審判の見過ごしを含んだ、ギリギリのファールで潰しあう。
圧倒的な走力で攻守に走り回り、好きだなぁ。
でも、イニエスタが神戸に移籍したし、スペインを応援した。
開始早々、3分ほどのPKは試合をつまらなくするかと思いきや。
スペインはリードされてから、100年の威信をかけてパスを回す。
これが決勝だったとしても納得のいく試合だった。
幸せ。
こんないい試合を続けて見られて、幸せ。
無職で良かった、全試合、見倒したるねん。
ファイト!