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ばくりゅうしゅ   [笑われ噺]



ねぇ、眼科で何て言われたの?  めばちこ。
それってさ、ものもらいなの?  めばちこ。
めばちこってお医者さんが言ったの?  言わなかった。

めばちこを知らない女性と出会って40年経ち、一緒に住んでいる。
確かに、女医さんは「ものもらいですね」と言った、麦粒腫。
女医さんは、最近疲れていますね、とも言った。

駅前の高層ビルにある眼科で、繁盛している診療所だ。
従業員の皆さんが、やけに大声で喋るのは老人客が多いからだろう。
私も耳元で、大きな声で語られたけれど、余計な抵抗はしなかった。

めばちこを、ものもらいと言う女医さんは、懇切丁寧に説明をしてくれた。
まぶたのフチから裏側にある、何とか腺に細菌感染したのだと言う。
不規則な生活や寝不足、疲れが誘発していると言い、目薬が処方された。

目薬は今こそ有名なファイザー社の抗菌点眼液だった。
1日に4回、10日間お使いなさいと言われ、全治10日か。
最近の湿度の高さや寝不足、ずっと疲れた感じのダルイ日々だった。




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汚い手でいじくり回すから、めばちこになるんや。
そんな風にビシッと言われたら傷ついたかもしれない。
眼をこすることが多い生活をしていたのも事実で、困ったもんだ。

ただ、最近の病院は、ここまで執拗に懇切丁寧に噛み砕いて説明するのかと驚いた。
初めて会う女医さんだけど、あの柔和さは営業にしても素晴らしいなと思った。
こんど、眼の健康診断に来ようと思った。




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大相撲、まだ3日目が終わっただけだが、波乱も起きている。
ただ、照ノ富士がものすごく冷静で、慎重な取り組みをし、既に風格もある。
彼が優勝争いの軸になる兆しがあり、綱とり場所の面白さ。

名古屋場所ゆえ両国にあらず、背筋ピンピン女性が見当たらない。
彼女の影響を受けて、周りも少しお行儀がよくなっていたのだけど。
ところが今場所、テレビに映る客席はどうもお行儀が悪いように思えるのだった。




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コロナコロナと連日言ってたのに、今は、土石流や川の氾濫、被害者インタビュー。
全局一斉にそれをやられると、違うんだよなと思うのだった。
確かに被災地は大変で重要なニュースだが、衝撃映像を繰り返してもウンザリする。




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目は気にするとつい触りたくなるので、グッと意識して我慢。
大谷翔平ばりの笑顔は持ち合わせないが、前向きに、鬱を回避して生きる。
美味しい珈琲を飲んで、目が疲れない程度に読書して、10日間をやり過ごす。

新潮カセットブックの「歎異抄」を掘り起こした。
今日は目を休めて、繰り返し聞いて見ようと思う。
卒論ゼミの教授が愛読書に上げていたし、呪縛開放。



ファイト!





ファイト!(101)  コメント(18) 

ファイト! 101

コメント 18

向日葵

目は大事です。
たかがものもらいとは思わず、お大事になさってください。
「めばちこ」とは関西弁でしょうか?
「麦粒腫」と言うんですね。医学的には。。
どちらも初めて知りました。
by 向日葵 (2021-07-07 02:25) 

あるいる

先日、右目がかすみ少し赤くなっていたので職場近くの眼医者さんへ行きました。
アレルギーを起こしているからと、2種類の点眼薬を処方してもらい、二度目に行ったときには丁寧に視力検査までしてもらいました。
老眼が進み、近視と乱視まで加わっていました。
道理で老眼鏡が合わなくなって来たワケだと納得です。
アレルギーの原因はもっと丁寧な検査をしないとわからないけれど、やりますか?と問われ、やりませんと答えました。
治ったらそれでええねん、メンドクサイの苦手やねんとは言葉にしませんでした。
4日で治りました。
日本のマスコミ、それもテレビの報道姿勢は大きなニュースがあると一斉に群がり、次の大きな出来事があるまでは飽きずに同じような報道を続けます。
オリンピックを開催か中止するかは、会場での飲酒問題に変わったかと思えば、無観客か観客数の制限かに変わり、いつのまにか中止論は消えてしまい、政府の目論見通りになってしまいました。
マスコミ、ちょっとは反省しなはれ、です。
と、云ったところで馬の耳に念仏かもしれません。
背筋ピンピン女性がいない名古屋場所、ちょっと寂しいです。
高景勝がケガで休場になりましたし、ね。
背筋ピンピン女性の代わりに、デビ夫人を数倍下品にしたような和服女性が2日続けて登場していました。
和服で立膝、粋でいなせには程遠く下品でだらしない雰囲気満載でした。
今日も録画して探してみるといたしましょう。
大相撲中継の楽しみのひとつです。
まったく関係ありませんが、仙台ではものもらいのことを「ばか」と云っていました。
仙台時代、何度かばかになりました。
アホは今も治りませんけれど、ね。

by あるいる (2021-07-07 03:46) 

斗夢

東日本大震災はもっともっとひどかったんだよねと
云ったら、オクサマに、被災された人たちはどこでも
大変なんだと叱られた。
by 斗夢 (2021-07-07 06:20) 

mutumin

めぱちこが角膜に出来ると私のようになります。
私は若い頃からめぱちこになることが多かったのですが、高校の乙女の時、めぱちこになって眼科に行ったら、そこの先生に「汚い手で触っているからだ!」と吐き捨てるように言われて、とても傷つきました。
ものもらいは体の中に潜んでいる水疱瘡が疲れて来ると弱い所に現れるものなので、特に汚くしてるから出るものではなく、疲れとストレスから出るものなのです。それが今回角膜に出て、いまだにちゃんとは見えません。若い時は目の淵や口の周りに出るのですが、年とともに角膜に出来るようになったりするので、疲労、ストレスには気を付けた方がいいみたいです。
私はあの高校の時に行った眼科の先生を今でも恨んでいますよ。かなり傷付いて、あの時、何を汚い事したんだろう?って、本気で悩みましたから・・・医学を学んで医者になったのに、根拠のない事を患者に平気で言う先生は医者ではありません。
今回目が見えなくなってわかった事は、目というのは土を目に入ったとしても、それでどうにかなるもんではなということがわかりました。それは先生がそう言ってました。本来目というのはその土もはねのける防御力をもっているらしいです。むしろ体の免疫力が低下した時、自分の中に潜んでいる菌や病気が現れて来るらしいのです。
暫く、じっとして体の疲れを取り、免疫力を付けてください。
by mutumin (2021-07-07 06:45) 

HOTCOOL

お大事になさってください。

by HOTCOOL (2021-07-07 06:48) 

dojita

「めばちこ」 好い病名ですね
“ナンタラ感染症” より余程よい
風情があります~
ところで何処の言葉?
by dojita (2021-07-07 14:34) 

ゆうみ

メバチコ 始めて聞きました。
眼に ばっちぃのが入ったと言う意味かな?
by ゆうみ (2021-07-07 19:26) 

とし@黒猫

子どもの頃、メバチコって言っていた気がします。
by とし@黒猫 (2021-07-07 19:49) 

hirometai

tommy様
素敵な写真ですね。(^-^)ものもらい
「めばちこ」初めて聞きます。田舎では、「めいぼ」と言っていました。
昔、田舎の祖母が、「ものもらい」ができると井戸のそばに連れて行って、井戸のふちに箕の隅をかけて「見んかいや、見んかいや、(めいぼ) 治したらみせたるど」と唄いながら「ものもらい」の治癒を念じてくれました。遠い昔を思い出しました。 (^-^)
by hirometai (2021-07-07 20:40) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

あっ、それ、めばちこやん、病院行っといで。結婚当時のお話です。
その時浜っ子の妻は?????状態だったのを思い出しました。処変わればですが、東阪の言葉のギャップは数知れず、新語が登場するたびレクチャー開始でした。おかげで妻の大阪弁ボキャブラリーはかなり蓄積され、今ではほぼフリーパス状態です。とは言っても、私が常日頃、東言葉を使ってるから何の問題もないのです。
私も2週間ほど前から眼がゴロゴロしてたので、昨日眼科受診してきました。左眼上瞼裏にまつ毛がくっついてたのが原因で、除去後すっかり元通りです。ただ、もともとドライアイなので点眼液を処方してもらい帰ってきました。
狭い日本ですが、方言が豊富で旅をする楽しみの一つとなっています。英語のどこどこ訛りとはまた次元が違う面白味が沢山あります。

by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2021-07-07 21:40) 

viviane

めばちこ? 私も知らずに先生とかれこれ10年近くなりますね^^
あのね、瞼を両手で擦る事・・・
類人猿のストレス発散で、最小限に出来る事として身に着けた術なんですよ
起きがけ以外にも擦っていたのなら~ストレスが溜まっていたのかも
まつエクしているとそれが出来ないので、私月に2回は外します
外すと別人になるので家にいます^^
1回目・ワクチンの副反応が想定外で(:_;)今日はまつげも外して家に籠りました 

by viviane (2021-07-07 23:10) 

raomelon

大阪では普通に「めばちこ」言いますね。
福島では「ものもらい」だったのかなぁ??
大阪での生活の方が長いので、忘れてしまいました…
疲れとストレスをため込まないよう、
お大事になさってくださいね(*´ω`)
by raomelon (2021-07-08 10:30) 

まほ

めばちこと呼ぶんですね、ものもらいを?

祖母が、桐のクシの背を畳でこすり、摩擦熱を含んだところで患部にあててくれていました。
その熱がちょうどいいからと・・・
民間療法ですが、ご近所さんもやっていたので割にポピュラーだったのでしょうか???(笑)
by まほ (2021-07-08 10:49) 

JUNKO

下から2枚目の写真好きです。「めばちこ」始めて聞くいい方です。
by JUNKO (2021-07-08 12:01) 

まいく

神戸で生まれた子供の頃から「めばちこ」で育ち「ものもらいは」いつの頃からかボキャブラリーに加わっていましたね。
2枚目の場所はこれからも楽しみです。 
by まいく (2021-07-08 23:08) 

横 濱男

ものもらいは、子供の頃によく出来ました。
もっと、いいものをもらいたかった。。。(;゚ロ゚)
by 横 濱男 (2021-07-10 10:51) 

らしゅえいむ

コロナ禍ですから
目とか鼻とか触らないように気を付けています。
おだいじにしてください。
優しそうなお医者さんでよかったですね。

以前、どうなってもしらんぞ、と言われたことがあります。日赤で。
by らしゅえいむ (2021-07-10 17:38) 

yokomi

 災害は違えど、いつでもどこでも大変ですね(>_<) コロナは何で感染者数が減らないのでしょうか。やはり具体的な感染ルートをいくつか取り上げ、執拗なくらい広報すれば、国民の頭にも残るんじゃないかと(^_^;) mutumin さんのコメント、大いに共感。人格を疑いたくなるようなお医者さんも居ますね(>_<)
by yokomi (2021-07-11 10:36) 

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