『アイ,トーニャ』 [映画]
妻が札幌へ行っている、友人の旦那様が亡くなったから。
ママさんバスケットチームの親しくしていた人の夫、まだ若い。
家族葬にて終了していたけれど、仁義、妻なりの筋を通して、正しい。
『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
■ 作品データ
原題/ I, Tonya
製作年/ 2017年
製作国/ アメリカ
配給/ ショウゲート
上映時間/ 120分
映倫区分/ PG12
■ 解説 アメリカ人のフィギュアスケート女子選手として初めてトリプルアクセルに成功し、1992年アルベールビル、94年リレハンメルと2度の冬季五輪にも出場したトーニャ・ハーディングのスキャンダラスな半生を、「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クイン役で一躍世界的にブレイクしたマーゴット・ロビー主演で描いたドラマ。貧しい家庭で厳しく育てられたトーニャは、努力と才能でフィギュアスケーターとして全米のトップ選手への上り詰めていく。92年アルベールビル五輪に続き、94年のリレハンメル五輪にも出場するが、92年に元夫のジェフ・ギルーリーが、トーニャのライバル選手を襲撃して負傷させた「ナンシー・ケリガン襲撃事件」を引き起こしたことから、トーニャのスケーター人生の転落は始まっていた。プロデューサーも兼ねてトーニャ役で主演したロビーは、スケートシーンにも挑戦。母親役のアリソン・ジャネイが第90回アカデミー賞の助演女優賞を受賞した。元夫のジェフ・ギルーリー役は「キャプテン・アメリカ」シリーズのセバスチャン・スタン。監督は「ラースと、その彼女」「ミリオンダラー・アーム」のクレイグ・ギレスピー。
トーニャ・ハーディングという名前は知っていた。
ひどい奴やな、という程度の記憶でしかなかった。
同情的に見ることになってしまった。
教師稼業をしていると、「成育歴」などと言ってしまうが、教育は環境が全て。
映画区分がPG12になっている通り、とにかく言葉遣いがひどい。
母親の態度と言葉から、マトモな娘は育たんぞと納得してしまう。
やはり可哀想な人と、同情している。
劇中、主人公が言うセリフに切実な事実だなと、思ってしまう。
「オリンピック4位の選手にスポンサーはつかない」
この映画の母親役の女優、私と長女にとっては、CJである。
長い期間TV放送されたドラマ『ホワイトハウス』でCJ・クレッグ報道官役。
親しみを持って見ていた人だが、憎たらしい母親役、アカデミー女優だ。
子供時代から罵られて育てば、粗暴な子供になっても仕方がないと思う。
わが妻は暴力的な言動は絶対にしない。
子育てを完全委任しても間違いはないと、思っていた。
20年以上前、妻に注意されて意識して直したことがある。
ねえ、運転中に三女が、パパと同じように粗野な言葉を使って驚いた、やめて。
私が運転中にヤンキーな反応をし、それが諫められたわけである。
妻に育てられた私としては、言葉遣いも正さなくっちゃ、と思ったのでございます。
闘争心と言葉が連動する、というのは錯覚かもしれない。
そう考えて、スポーツはさらに近代化するのだろうと思う。
類が友を呼んで、逃走犯が捕まり、かくまった男も犯人隠匿の疑いで逮捕された。
こういう人騒がせな男のおかげで街の機能が低下し、時間も金も浪費させられた。
しかし、迷惑をかけられた市民が補償されることはない。
映画『アイ,トーニャ』の中で「正しい」姿勢を見た。
3年の執行猶予を言い渡され、その間に500時間の社会奉仕活動と、罰金。
使途不明となる国庫金に入れるのではなく、目的別の罰金には賛同した。
・スペシャルオリンピックスを援助する5万ドルの基金の設立。
・そしてオレゴン州マルトノマ郡の検察に1万ドルの捜査費用の弁済。
・裁判所が定めた精神鑑定と治療に参加すること。
また出てきて同じことを繰り返されるのはウンザリする。
塀の中で矯正するだけではなく、衆人環視の社会の中で償ってもらう。
そういう執行猶予は現実的なんだけど、日本じゃ隔離してしまうのかな。
ファイト!
2019-06-24 04:23
ファイト!(99)
コメント(5)
おはようございます!
大切な伴侶を亡くしたお友達にどうしても
お会いしたかったのでしょう。
遠くまで出かけられた奥様はえらいなと思い
ます!
by Take-Zee (2019-06-24 06:45)
毎回奥様絶賛素晴らしいですね
大人の休日倶楽部で4日間愚息の部屋掃除&グルメ、昨日日産ギャラリーにも寄って来ました^^
ゴミ箱は綺麗なのに何故コバエが湧くのか・・・部屋がゴミ箱か?
授業でどうしてトランスジェンダーについて勉強するのか・・・都会だから? 謎の尽きないTYO
若者相手は刺激的ですが、ヨーロッパ数週間旅行より体力を使いました
by viviane (2019-06-24 13:01)
こどもは親の姿を見ているものだと思いますよ。
ヤンキーな反応をしたパパさん、親のするコトだから真似をする。
こどもにとってはとても自然な反応です。
というコトで、親も周りの環境もこどもの成長にはとてつもない大きな影響を及ぼします。
ママさんが札幌へ行かれたことも三姉妹にはよく伝わっていることだと思いますよ。
「アイ,トーニャ」は観ていません。
トーニャ・ハーディングがそもそも苦手なものですから、です。
彼女の人格や育ちや経歴はまったく知りませんでしたが、映画に描かれた母と育ち方から歪んでしまったのかなと勝手な想像・空想・妄想です。
さきほどネットでこの映画の予告編をチラリと見た感想です。
彼女は今、どこでナニをして暮らしているのでしょうか。
その後が気になる野次馬おやじでした。
彼女のその後よりも、スキャンダルを起こすまでのほうが映画になりやすく、稼ぎやすいのかもしれませんね。
アメリカの映画ビジネスらしいなぁと、方向違いの感想でした。
by あるいる (2019-06-24 15:33)
スマートな車ですね。
by JUNKO (2019-06-24 19:52)
ハーディングとケリガンのひと悶着ふた悶着ありましたね。
あのあたりからスケートも面白くなくなって来ちゃいました。
今日は地震に振り回されちゃいましたが
まさか私の記事は関係して無いですよね・・・。^^;
奥様早くお帰りになられますように!☆彡
by ゆうのすけ (2019-06-24 22:06)