小説家 人工知能 [勉強]
「はこだて未来大学」の人工知能が、2017年までに「星新一ふうの小説」の完成を目指していると聞いていたが、おそらく日経「星新一賞」に挑戦するようである。過去3回には応募していないが、今秋の第4回、おそくとも来秋の第5回には作品を出してくるのかも知れない。
応募規定には、次のような項目もある。
人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます。ただしその場合は、連絡可能な保護者、もしくは代理人を立ててください。審査の過程において、コンピュータをどのように創作に用いたのかを説明して頂く場合があります。
星新一からのアドバイスによると、
「読んで笑った小説があったら、その場でそれを覚えなさい。いいなぁと思った短編があったら、筋を要約して覚えこみなさい。 漫才や落語を聞いていて吹きだしたら、その部分をすぐに暗記すること。テレビのスパイ物を見て楽しかった場合も、また同じ。 映画を見て帰ったら、家の人なり友人にストーリーを話すようにしなさい。こんなことをくりかえしているうちに、しぜんとコツのようなものが身についてくる。」
人工知能の勝利を阻止する秘策を考えて、あれこれ調べているうちに、星新一からのアドバイスに辿り着いた。これは、ショート・ショートに限らず、創作の世界の基本事項であり、ドストエフスキーや坂口安吾が言っていた「模倣から創造」の話である。こうやってポイントを絞れば、「蓄積と分析」という、最も人工知能が得意とする作業であり、やがて勝ち目がなくなってくるのではないかと、ゾッとするのである。
ファイト!
2016-03-07 05:31
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コメント(7)
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仕事が忙しく、ちょっと調べるのを怠けていますが
「古代シュメール文明」にハマっています。
by aru (2016-03-07 06:03)
人工知能が賞をとったら・・・
面白い事になるね。^^
星新一さんのアドバイスは当たってると思います。
私が地域新聞の記者をしていた頃、取材して帰って来たらまずみんなに聞いてもらって・・・反応のいい部分を記事にしていました。
漫才のネタやギャグを思えるのもいいかもね〜
ゆらと話しを合わせるためにもTVから目が離せません。^^
違う話しになった・・・・へへ;
by hatumi30331 (2016-03-07 07:48)
蓄積と模倣の先にある飛躍に、期待すべきなのかもしれません。昨日のテレビで、岡本太郎が大阪万博の頃に、「伝統は作りたいが、伝統に無い物を創りたい。」旨の発言をしている映像が流されていました。
by 讃岐人 (2016-03-07 11:52)
人工知能の勝利を阻止するよりも、違う使い方を提案してみるのも面白いかもしれません。
膨大な蓄積されたデータからたとえショート・ショートにしても一編の小説を紡ぎ出すには言葉を駆使しなければなりません。
言葉を駆使するのなら、小説よりも翻訳機能に使ってほしいものですし、よほど実用的かもしれません。
現在のGoogleの翻訳機能なんてのは無いよりはマシという程度のお粗末なものですから。
すばらしい出来の翻訳機能ソフトなんてのは横文字に弱い僕には願ってもないことですよ。
世界で一番むつかしい(らしい)言語の日本語で小説を作れるのなら、実用に耐えうる翻訳機能なんて意外と簡単なのかもしれませんしね。
と、自分勝手なコトを考えてしまった僕でした。
by あるいる (2016-03-07 15:20)
分析をするのは得意ですが
一定の範囲だけの解釈です
利用するのはファイト氏ですね
by soujirou-3 (2016-03-07 20:06)
ブルーが気持ちよいですね。
by JUNKO (2016-03-07 20:54)
いつも、ご訪問ありがとうございます><
蓄積と分析、人工知能同士の共有情報も蓄積していくということでこれからの自動車の自動運転に生かされる研究実験がされていたり、工場の生産ラインの簡単なロボット作業でもすでに稼動しているところがあるようです。
(ガイアの夜明け?だったか、ビジネス系の番組だったかで日本が遅れをとった人工知能開発はどうなっている?みたいな特集されているのを見ました)
知能と言う部分では人間の知能では捜索する人工知能が出てきたら勝ち目は無いかもしれません。
蓄積までに時間を掛けて、最初はおかしな文章で作品を作るとしても、時間の経過と共に優れた文章を作り出すと思います。
これは自動運転実験で最初の内何度も衝突していた人工知能が30分後、1時間後、2時間後でやがてぶつからなくなる動画を見たときに感じました。
丁度、DHで人工知能をテーマに書いている最中なので
>人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます。
という部分に反応してコメントしました。
by daylight (2016-03-09 01:05)