紺屋の白袴 [仕事]
校長に済まなそうに、恐縮して言われた。4月からの、私の勤務先を用意できないことが確定した、と。もう覚悟しているから気にしないで下さい、一億総活躍社会ですから。いつものことだけど、余計なことを言う、オレのクチ。
道教委の、後出しじゃんけんみたいなルールで、田舎の学校を複数校経験していない者は、都会には入れてやらないという、「絶対」が、ここ10数年幅をきかせて定着している。変革期には仕方がないなと、諦めているのだが、その影に珍事も生じている。
A地区と呼ばれる都市部(札幌やその近郊)には、教師不足を補うために、期限付き採用の教員が増えている。定員が次年度以降減る時に、その場しのぎで1年ごとの採用だ。中には、2年、3年と継続する便利なピンチヒッター教員もいる。ただし、彼らは教員免許を持っているが、教員採用試験には落ちている。
道教委は、落としておいて利用しているのかもしれないが、彼らは、採用時の新人研修を受けてはいない。あのめんどくさかった、何度も出張して講義を受ける、新人研修を受けていない。また、都市部では、先輩が後輩を育てるというお節介なことをしない。ある意味、未熟なままで、そこだけやっておけば良いと言うこと。
「道教委に悪気はない」と高級官僚の友人は言う、悪気があったらたまったものではない。「個を生かす」とか「子どもたちひとりひとりに応じた」教育を提唱しながら、結局は、完全なサラリーマン化が始まってしまっている北海道の現場。
こうやのしろばかま【紺屋の白袴しろばかま】
人のことばかりに忙しく、自分のことをしている暇がないことのたとえ。
いしゃのふようじょう【医者の不養生ふようじょう】
人には健康を説く医者が、自分の健康には注意しないということ。一般に、立派な理屈を言いながら、実行の伴わないことにもいう。
悲観はしていない。ただ思うことは、オレって医者の不養生の路線かな。
60年以上も生きてきて、梅を愛でると言うことをしてこなかった。猫に慕われたのを機に、路線変更を込めて、梅を追い、小梅ちゃんを愛し、もうひと仕事、4月から新しいことを始めるぞ。公務員じゃなくなるから、内部告発はしないけど、楽しみになってきた。うふふ。
ファイト!
2016-02-19 09:55
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コメント(4)
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あと、もう少しになってしまいましたね。
4月から新しい生活の始まりですね。ファイトです。
派遣社員、1年契約の嘱託社員・・・組織にも個人にもよろしくないことがあるように感じながら仕事をしています。
by isoshijimi (2016-02-19 10:51)
2回UPされている写真とても好きです。4月からまた新たな挑戦が始まるのですね。tommyさんのファイトは前進につながる力そのものです。55ですね。
by JUNKO (2016-02-19 12:12)
ごくごくたまに、あの時に帰られたらなぁと出来もしない愚かなコトがココロの片隅から浮かんで来ます。
帰られるわけにも行かないので立ち止まって周りを眺め足元をながめます。
しばらく立ち止まったあと、またトボトボと前へ歩いて行きます。
前へ進んで行くしかないもんなぁとつぶやいてしまいます。
前へ~っ! ススメ~ッ! です。
by あるいる (2016-02-19 15:41)
僕は短気です
机くらいたたいていると思います
殴る相手が見えないのはつらい
怒鳴れば空しい
88さんはファイトで乗り切りましたね
by soujirou-3 (2016-02-19 20:59)