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異次元   [新聞から]




異次元」と呼ぶにふさわしい光景を見た。

昨夜のテレビで放送された、中国国内での「爆買い」模様。
そこに参加した日本企業ミキハウスの代表も、腰を抜かしていた。
日本国内120店舗での1ヶ月分の売り上げを、たった1日で売ってしまうのだから驚いて当然だ。

超少子高齢化社会、中国の、圧倒的なパワーを見せつけられたのだろうが、引き際が肝心。
自国商品を信じられないのだから哀れなものだが、商機に日本流「誠意」だけでは食われちまう。
11月11日。中国では、この日を「独身の日」と呼び、自分のためにネットショッピングで“爆買い”し、消費を謳歌する日となっている。この日1日の、売り上げは5年で1000倍以上に急増、昨年は、遂に1兆円を超えた。仕掛けたのは、巨大ネット企業「アリババ」。中国のネット市場の規模を急速に拡大させ、世界最大の“ネットショッピング大国”へと押し上げた。         (NHK 「クローズアップ現代」/2015年11月12日(木) 放送)





豪州を押しのけて占冠を占拠かな

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上海市の総合商業グループ、上海豫園旅游商城は11日、北海道のスキーリゾート、星野リゾートトマム(占冠村)を買収すると発表した。トマムの株式100%を星野リゾート(長野県軽井沢町)などから183億円で取得する。日本観光ブームを背景に中国勢の進出が活発化している。トマムはパウダースノーで有名なスキー場のほか、ホテルやゴルフ場を持つ、日本を代表する総合リゾート。星野はこれまで海外の投資ファンドとともに株式を所有していた。星野では、同社のトマム成長戦略に「(豫園旅游を傘下に持つ)復星集団が賛同している」として、株式売却後もトマムの運営を行う。       (時事通信 11月11日(水)15時10分配信 )


CMなどで覚えてしまった呼び名は、アルファリゾート・トマム。
バブル期に開発されたリゾートホテルだが、その後、持ち主は転々としてきた。
2005年に星野リゾートが運営を始めてから、順調に成長を遂げていた。



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『youは何しに日本へ?』にも登場し、村に住むたった一人のガイジンが紹介されもした。
素朴で、人の良い、閑静な占冠(シムカップ)村は、徐々に振り回され始めるのだが。
外資(それも中国資本)が入り、どうなっていくのだろうか。



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(星野リゾートHP/2014年5月13日より拝借)

おそらく中華資本はこの「景色」を買ったのだと思う。
資金力に物を言わせ、おそらく、色々な変化が生まれるだろうし、中華街が誕生するのかしら。
中華資本の恩恵を受けなければ、日本もやっていけないということでしょうか。
5年後どうなっているのでしょうか。・・・5年、その前に地球温暖化か。



ファイト!





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ファイト! 99

コメント 4

isoshijimi

素敵な景色いつまでもそのままに・・・
五年後、ごまは8歳です。どんな日本になっているか・・・。

by isoshijimi (2015-11-13 08:32) 

讃岐人

私には、どうにも「金(カネ)」が実体を離れすぎているように思います。
戦間期のドイツや、この間までのジンバブエのように、やがて金では実体のあるものの取引ができなくなる、そんな事態に陥った場合、今の日本人はどうするのでしょうか。
そんなことを考えました。
by 讃岐人 (2015-11-13 18:39) 

風来鶏

浅間山が噴火して世界各地で飢饉が発生し、フランス革命が起きた頃の100年は"平均気温が低い時代"で、今の100年は"平均気温が高い時代"とのこと(^^;;
次の100年は、再び"平均気温が低い時代"がやってくるのかも知れませんが、50億年の地球の歴史からすれば、ほんの一瞬の出来事なのかも(ーー;)
by 風来鶏 (2015-11-13 21:09) 

あるいる

地球温暖化の影響で、世界に誇るパウダー・スノーが湿った雪に変身するのか、それとも雪が降らなくなるのかはわかりませんが、雪のないトマムに投資してくれるのはありがたいのかもしれませんと、あらぬ方向へ想像の飛躍です。
中国人が思い描くリゾートの在り方がどんなものかはわかりませんが、トマムに中華街ができるとそれこそ異世界の誕生かもしれません。
1日で1兆7000千億を売り上げたアリババ商法は驚きですが、久しぶりに目にした現トマムのタワービルの外壁の装飾はかなり驚きでした。
この建物が緑の中に在るときよりも、雪の中に在ると美しく見えるのでしょうかね。
昔、日本のコトを1億総白痴化と言ったお方がいましたが、今の中国は14億総爆買化なのか総中流化の幻想なのでしょうか。
幻想がいつか消えてなくなるのは、日本のバブルが証明済ですし、周りが浮かれていても流されないでしっかりと地に足をつけた方たちがいたコトも事実ですが。
僕は、流されるほどの資金力も気力もなく地味に生きておりました。

by あるいる (2015-11-14 04:24) 

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