『私の歩いてきた道』逸見政孝 [読書 本]
久々によく通る、アナウンサーらしい声を聞いた。
逸見政孝は素敵な声なんだなと思った。
彼は私のセンパイなのかと思い、親近感を持った。
『私の歩いてきた道』逸見政孝/文藝春秋(講演)
目的を持って生きることは素晴らしい。
目的を達成したときの喜びというものは、その過程の努力に比例しますよ、ということを知っていただきたくて話しています。
浪人 → 失恋 → 見返してやろう → 有名になって「逸見さんをフって失敗した」と知らしめる → アナウンサーになろう → 一番アナウンサーを輩出している大学の一番入りやすい学部に入ろうと、浪人をした年の8月30日に決めました。
昭和39年、大学合格。一年浪人してさらにこれから4年甘えるのは親に申し訳ない。4年かけてアナウンサーにならなければ、大阪に帰って親に合わせる顔がない。
大学4年間、毎日、トランジスターラジオ、テープレコーダー、三省堂のアクセント辞典、この3つが私にとっての三種の神器でありました。まず、ラジオから流れるアナウンサーの声は私の教師代わりになる。暇さえあればニュースを聞きました。アナウンサーが担当するDJ番組、ヒットパレード番組を聞く。アクセント辞典でチェックしながら聞きました。
バイト先、学校、電車の中で人の会話に耳を澄ませて聞く。この人は東京の人だなと思ったら、耳をそばだてる。あのアクセント、僕が考えてたのと違うなと思ったらアクセント辞典をすぐに引く。自分が間違ったということに気づくと、下宿に帰り、頭にたたき込まれるまで練習しました。大阪の人間だったので、アクセントの矯正は重要でした。
一次の筆記に受かり、二次のマイクテスト、カメラテスト、これを三次、四次、五次と重ねていくが、広き門の年でありはしたが、フジテレビを受けた男子学生の数543人、受かったのは3人。
一つのものに集中して突っ走った大学4年間というものは、仮にアナウンサーになれなかったとしても、他の仕事に就くにしても決して無駄にはならないんだと、役に立つんだぞという気持ちを持ちながら頑張りました。そうでもしない限り、救いはありませんでした。
人間たまには失恋してみるものですよ。人間たまには、浪人してみるものですよ。失恋とか、浪人とか、人生のマイナスかも知れない。でも、人生を長い目で見た場合に、そのマイナスの要因を自分の力でプラスにねじ曲げることができる。一回や二回つまずいたくらいで、くよくよしなさんな。一回折れた骨は強くなると言われます。
昭和43年4月、フジテレビ入社。
人間、どこかで帳尻を合わすことができる。小さい頃から草野球ばかりやっていた。人生のフスマに、障子に、ブスブス、ブスブス穴ばかりを開けていた。浪人して、アナウンサーというターゲットを自分に課してから大学に入り、毎日、今なら自分の頭を撫でたくなるくらい頑張りました。今やれと言われても、できない。若かったからできた無駄なほどの努力でした。
それまでブスブス、ブスブス穴をあけていたのを、こんどは一生懸命に貼り始めた。そしてフジテレビに入社した時点で、私は何とか帳尻を合わせたと思うのです。帳尻合わせて20年経った今、ちょっとだけお釣りが来ている、という気がしてならない。大学4年間の、あの頑張りがなかったら、今の私はありませんでした。
大学4年間、遊んで遊んでも4年です。私のように何か一つの目標に打ち込んで、それに向かって突っ走るのも4年間。どっちがいい、どっちが悪いとは言いません。なぜか。遊んで遊んで遊びまくることが、役に立つ仕事もあるんです。だからどっちがイイとは言いませんが、悔いのない学生生活を送るべきだと思います。
ためしてガッテン パプリカ
パプリカを、両面焼きグリルで強火20分加熱します。
※途中で1回パプリカの向きを変えるとムラなく焼き上がります。
※グリルの機種によって加熱時間は異なります。焼きすぎに注意して調整して下さい。
表面の皮は焼け焦げても気にしないで、その皮をむくと、甘い果肉が登場です。
ビタミンCがさらに増すそうですし、甘みが出ます。
醤油漬けにして、一見マグロの赤身ふう、酢飯に合って、面白逸品!
昨日の歩きは、24092歩。
ファイト!
2015-07-12 15:13
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コメント(6)
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NHKの日曜美術館を担当されていた国井 雅比古さんと石澤 典夫さんの声と話し方が好きで、ときどき真似してみましたがまったく似ても似つかないおかしな話し方になってしまい、笑いを取るためのネタになってしまいました。
お二人のアナウンサーさん、意に反してネタにしてしまってごめんなさい。
こどもの頃からピーマンは苦手で、パプリカもすすんでは食べないオトナになってしまっていましたが、なぜか青椒肉絲は二口くらいは食べるコトがあります。
パプリカ焼きの醤油漬け寿司種。
なぜか食べてみたい誘惑に駆られそうになりましたよ。
by あるいる (2015-07-12 15:58)
逸見さんはの話し方は好きでした。パブリカのお料理は不器用な私でも出来そうですね。
by JUNKO (2015-07-12 20:41)
逸見さん、好きでした。
良い声で・・・ね。
パプリカ・・・こんな風に食べた事ないよ。
やってみたい!^^
by hatumi30331 (2015-07-13 06:40)
忘れかけていた逸見さん
すごい努力家だったのね
by junko-a (2015-07-13 09:19)
以前、広告代理店にいた関係で逸見さんとも仕事をさせて頂いたことがあります。晩年には、事前に会社の方にも情報が入っていて、対応が大変だったことを覚えています。撮影時にはお一人でフラッとやって来られるような、とても気さくな方でした。
by akipon (2015-07-13 15:01)
必死になる。忘れていました。
by muk (2015-07-14 05:17)